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デザインのコツ

チラシ・パンフレットの写真の撮り方と選び方|スマホで素人感を消すコツ

公開日 |反響堂 代表デザイナー(歴22年)

チラシやパンフレットを手に取った人が最初に見るのは、多くの場合、文字よりも写真です。写真が暗かったり、背景がごちゃごちゃしていたりすると、それだけで「なんとなく入りにくいお店」に見えてしまいます。この記事では、プロのカメラマンに頼まなくても、スマホで素人感を減らせる写真の撮り方と、チラシに使う写真の選び方、レイアウトのコツ、印刷に必要な解像度までを分かりやすくまとめました。

結論:チラシの写真は「明るさ・背景・人の表情」で印象が変わる

チラシの写真で大切なのは、高価なカメラやプロ並みの技術よりも、次の3つです。

  • 明るさ:暗い写真は、お店や商品まで暗い印象にしてしまう
  • 背景:余計なものが写っていると、伝えたいものがぼやける
  • 人の表情:スタッフや先生の自然な笑顔は、安心感につながる

この3つを意識するだけで、スマホで撮った写真でも、チラシやパンフレットの印象は大きく変わります。反対に、どれだけ高性能なカメラで撮っても、暗くて散らかった写真では良さが伝わりません。

この記事の要点

  • 写真は明るく、背景をすっきりさせ、人の表情を大切にする
  • スマホでも、光・背景・水平・レンズ・枚数の5つを意識すれば見違える
  • 1枚の写真で伝えたいことが1つ伝わるかで選ぶ
  • 印刷には、実際に使う大きさで350dpi程度の解像度が目安
  • LINEやSNSで送った写真は画質が落ちていることがあるため、元の写真を使う

チラシ・パンフレットで使う写真の種類

チラシやパンフレットで使う写真は、大きく4つの種類に分けられます。業種によって、どの写真を中心にすればよいかが変わります。

写真の種類伝わること向いている業種の例
店内・外観お店の雰囲気、入りやすさ、場所の分かりやすさ飲食店、美容室、整体院、クリニック
人物(スタッフ・先生)誰が対応してくれるか、安心感塾、整体院、介護施設、士業
商品・料理何が買えるか、何が食べられるか飲食店、小売店、パン屋
施工例・事例仕上がりや変化のイメージリフォーム、ハウスクリーニング、美容

初めてのお客様は、「どんなお店か」「どんな人がいるか」が分からないことに不安を感じます。特にサービス業では、商品の写真だけでなく、店内や人物の写真を組み合わせると安心感が増します。業種ごとの見せ方は制作実績でも確認できます。

スマホで写真を撮るときの5つのコツ

最近のスマホは画質が高いため、ポイントを押さえればチラシに十分使える写真が撮れます。スマホで商品写真やお店の写真を撮るときは、次の5つを意識してください。

  1. 自然光の入る明るい場所で撮る:窓の近くで、直射日光が当たらない柔らかい光の中で撮ると、自然な明るさになります。窓を背にすると顔や商品が暗くなるため、光が被写体の正面か横から当たる位置を選びます。影が強いときは、白い紙や板を反対側に置いて光をはね返すと、影がやわらぎます。
  2. 背景を片づける:撮る前に、写したいもの以外を画面から外します。ダンボール、ゴミ箱、配線、貼り紙などは意外と目立ちます。背景は白い壁や木のテーブルなど、シンプルなものが向いています。
  3. 水平と垂直をそろえる:スマホのカメラ設定で、画面にグリッド線(補助線)を表示すると、傾きに気づきやすくなります。店内や外観の写真は、柱や壁の縦の線がまっすぐになるように撮ると、きちんとした印象になります。
  4. レンズを拭き、ズームは使いすぎない:レンズの指紋や汚れは、写真全体をぼんやりさせる原因です。撮る前にやわらかい布で拭きましょう。また、画面を指で広げるズームを使うと画質が落ちやすいため、できるだけ自分が近づいて撮ります。
  5. 同じ場面を何枚も撮る:角度や距離、縦向きと横向きを変えて、多めに撮っておきます。チラシのレイアウトによって、縦長の写真が合うときも、横長の写真が合うときもあるためです。

人物を撮るときのコツ

スタッフや先生の写真は、かしこまった正面の写真より、仕事をしている自然な様子や、少し笑顔の写真のほうが親しみやすく伝わります。声をかけながら何枚も撮り、表情のよいものを選びましょう。

お客様やスタッフが写る写真をチラシに使うときは、必ず本人の了承を取ってください。後から「使わないでほしい」と言われるトラブルを防ぐため、書面などで了承を残しておくと安心です。

チラシの写真の選び方:伝えたいことが1枚で伝わるか

撮った写真の中からチラシに使う写真を選ぶときは、「この1枚で何を伝えたいか」を考えます。

  • 料理の写真なら、「おいしそう」が伝わるか(湯気、照り、断面など)
  • 店内の写真なら、「入りやすそう」「清潔そう」が伝わるか
  • スタッフの写真なら、「この人なら話しやすそう」が伝わるか
  • 施工例の写真なら、「こんなに変わるのか」が伝わるか

1枚の写真にあれもこれも詰め込むより、1枚で1つのことを伝えるほうが、見る人の印象に残ります。また、チラシ全体で写真の明るさや色の雰囲気がそろっていると、まとまりのある仕上がりになります。

チラシの写真のトリミングとレイアウト

同じ写真でも、切り取り方と配置によって伝わり方が変わります。

主役に寄ってトリミングする

トリミングとは、写真の一部を切り取って使うことです。伝えたいものの周りに余計なものが写っている場合は、主役に寄るようにトリミングすると、写真の意味がはっきりします。ただし、大きく切り取るほど画質は落ちるため、元の写真の解像度に余裕があるかも確認が必要です。

メインの写真を1枚決める

チラシの写真のレイアウトでは、いちばん伝えたい写真を1枚決めて大きく使い、ほかの写真は小さめにそろえるのが基本です。同じ大きさの写真をたくさん並べると、どれが大事なのかが分からなくなります。

写真とキャッチコピーを組み合わせる

写真の近くに置くキャッチコピーは、写真の内容と結びつくものにします。写真と文字が別々のことを伝えていると、見る人は混乱してしまいます。キャッチコピーの考え方はキャッチコピーの作り方で紹介しています。

パンフレットの写真は流れを意識する

パンフレットでは、ページをめくる順番に沿って写真を配置します。たとえば、表紙で外観や代表の写真、中面でサービスの様子や事例、裏表紙で地図やアクセスの写真、という流れにすると、読む人が自然に理解を深められます。

印刷に必要な写真の画質と解像度

画面ではきれいに見える写真でも、印刷すると粗く見えることがあります。印刷物では、実際に印刷する大きさで350dpi程度の解像度があると安心とされています。dpiとは、1インチ(約25.4mm)の中にいくつの点が並ぶかを表す単位です。

印刷する大きさ350dpiで必要な画素数の目安
名刺程度(55×91mm)約760×1,250ピクセル
はがき(100×148mm)約1,380×2,040ピクセル
A5(148×210mm)約2,040×2,900ピクセル
A4(210×297mm)約2,900×4,100ピクセル

最近のスマホで撮った写真は、そのままの画質であれば、A4の半分程度の大きさで使うなら十分なことが多く、機種によってはA4いっぱいでも使えます。ただし、次のような場合は画質が落ちていることがあります。

  • LINEやメールで送る途中で、写真が自動的に小さくされている
  • SNSやホームページから保存した写真を使っている
  • 画面のスクリーンショットを使っている
  • 大きくトリミングして一部だけを使っている

デザイナーや印刷会社に写真を渡すときは、スマホに保存されている元の写真を、画質を落とさない方法で送るようにしましょう。

素材写真を使うときの注意とプロ撮影の目安

素材写真の注意点

自分で撮れない写真は、写真素材サイトの素材を使う方法もあります。便利ですが、次の点に注意が必要です。

  • 商用利用ができるか、チラシへの使用が認められているかを利用規約で確認する
  • 人物の写真は、使い方に制限があることが多い
  • 他のお店と同じ写真になることがあり、実際のお店と違う印象を与えやすい
  • インターネットで見つけた写真を無断で使うのは、著作権の侵害になるおそれがある

特に、実際のお店や料理と違う素材写真を「当店の料理」のように見せるのは、お客様の誤解を招くため避けましょう。素材写真は、イメージとして使う場面にとどめるのがおすすめです。

本記事は一般的な情報で、法的助言ではありません。最新の制度・個別の判断は公式情報や専門家にご確認ください。写真の著作権や、写っている人の肖像権の扱いは、状況によって判断が分かれることがあります。

プロに撮影を頼むとよい場面

料理の写真や、広い店内、建物の外観などは、プロのカメラマンに頼むと仕上がりの差が出やすい分野です。撮影費は内容や地域、時間によって幅があり、数万円程度からの見積もりになることが多いようです。

チラシだけでなく、ホームページやパンフレット、SNSにも長く使う写真なら、一度しっかり撮影しておく価値は十分にあります。まずはスマホで撮れる写真から始め、必要に応じてプロの撮影を検討すると、費用を無理なく抑えられます。

写真を活かしたチラシづくりは反響堂へ

反響堂では、デザイナー歴22年の個人デザイナーが、お客様が撮影したスマホの写真を活かしてチラシやパンフレットを仕上げています。明るさや色味の調整、トリミングもデザインの中で行います。デザイン料は税抜でA4片面15,000円、A4三つ折りパンフレット35,000円など、サイズごとの定額です。料金は料金シミュレーターで確認でき、「この写真で使えるか」といったご相談もLINEで受け付けています。

よくある質問

スマホで撮った写真はチラシに使えますか?

最近のスマホで撮った写真は、元の画質のままであれば、チラシに十分使えることが多いです。明るい場所で撮る、背景を片づける、水平をそろえるなどの点を意識すると、仕上がりが良くなります。LINEなどで送ると画質が落ちる場合があるため、元の写真を渡してください。

印刷に必要な写真の解像度はどのくらいですか?

実際に印刷する大きさで350dpi程度あると安心とされています。たとえばはがきの大きさいっぱいに使う場合は、約1,380×2,040ピクセルが目安です。小さな画像を大きく引き伸ばすと粗くなるため注意してください。

スタッフやお客様の写真をチラシに使ってもよいですか?

写っている本人の了承を取ったうえで使ってください。後のトラブルを防ぐため、書面などで了承を残しておくと安心です。お客様の写真は、特に慎重に扱うことをおすすめします。

チラシづくり、プロに任せてみませんか?

反響堂なら、A4片面15,000円(税抜)・修正無制限・初稿最短3営業日。印刷込みの総額もすぐ分かります。

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