チラシにQRコードを載せたのに、思ったほど読み取ってもらえない。そんな悩みはよく聞かれます。QRコードは、ただ置くだけでは「読み取る理由」が伝わりません。この記事では、チラシのQRコードを反応につなげるために、読み取れるサイズと置く位置、目的別の誘導文言の例、LINEやGoogleマップなどリンク先の作り方、効果を測る方法、印刷前の読み取りテストまでまとめて解説します。
結論:チラシのQRコードは「読み取る理由」を横に書くと反応が上がりやすい
チラシのQRコードで最も大切なのは、QRコードのすぐ横に「読み取ると何があるのか」を書くことです。QRコードだけがぽつんと置かれていても、読む人はわざわざスマホを取り出す理由を感じません。
「こちらから24時間ネット予約」「読み取るだけで初回10%オフのクーポン」のように、読み取った先で得られるものがはっきりしていれば、スマホを向ける手間を惜しまずに行動してもらいやすくなります。あわせて、きちんと読み取れるサイズと位置、読み取った先のページの分かりやすさまで整えることで、チラシとWebをなめらかにつなげられます。
この記事の要点
- QRコードの横に「読み取る理由」と「読み取った先で何ができるか」を書く
- 印刷するQRコードは1辺15〜20mm以上を目安にし、周りに余白をとる
- リンク先はスマホで見やすい、目的に合ったページにする
- 配布エリアごとにQRコードを分けると、効果を比べやすい
- 印刷前に、実物大で複数のスマホから読み取りテストをする
QRコードの最小サイズと置く位置
チラシのQRコードのサイズの目安
チラシに印刷するQRコードは、1辺15〜20mm以上を目安にすると、多くのスマホで読み取りやすくなります。小さすぎるとピントが合いにくく、読み取りに時間がかかったり、失敗したりします。
QRコードは、中に入れる情報が多いほど模様(セル)が細かくなります。長いURLをそのまま入れると模様が細かくなり、同じ大きさでも読み取りにくくなるため、URLはできるだけ短くするか、QRコードを大きめにしましょう。
| 使う場面 | サイズの目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 手に持って読むチラシ・ショップカード | 1辺15〜20mm以上 | 手元で読み取るので、この程度から |
| URLが長い場合や、年配の方が多い場合 | 1辺25〜30mm程度 | 模様が細かくなるぶん大きめにする |
| 壁に貼るポスター | 読み取る距離のおよそ10分の1 | 1m離れて読むなら10cm程度が目安 |
また、QRコードの周りには、模様のない余白が必要です。一般に、模様の最小単位(セル)4つ分程度の余白をとることが推奨されています。余白に文字や写真が食い込むと、読み取れなくなることがあります。
QRコードを置く位置
チラシのQRコードの位置は、読む人が「行動しよう」と思うタイミングで目に入る場所が基本です。多くの場合、紙面の右下や、申込・予約の案内のすぐそばが適しています。
- 予約や申込を促すなら、日時や料金の案内のすぐ近く
- クーポンなら、特典の説明と同じ囲みの中
- 地図につなぐなら、住所や簡易地図の横
避けたいのは、折り目の上、紙の端ぎりぎり、写真や模様の上です。折り目がかかると模様がゆがみ、端に近いと裁断のずれで欠けることがあります。三つ折りのパンフレットなら、裏表紙や最後に読まれる面に置くのが一般的です。
色とデザインの注意点
QRコードは、白や薄い色の背景に、黒や濃い色の模様で印刷するのが基本です。色を反転させた白い模様や、背景とコントラストの弱い色は、読み取れないスマホが出てくることがあります。デザインに合わせて色をつける場合も、背景との明るさの差はしっかりとりましょう。
QRコードには、一部が汚れたり欠けたりしても読み取れる「誤り訂正」という仕組みがあります。中央にロゴを入れたQRコードはこの仕組みを利用したものですが、ロゴが大きすぎると読み取れなくなります。ロゴを入れる場合は、必ずテストをしてから使いましょう。
チラシのQRコードの誘導文言の例(予約・クーポン・メニュー)
QRコードの横に添える誘導文言は、「読み取ると何があるか」と「どれくらい簡単か」を短く伝えるのがコツです。目的別の例を紹介します。
| 目的 | 誘導文言の例 |
|---|---|
| 予約 | 24時間いつでもネット予約。空き状況もこちらから |
| クーポン | 読み取るだけで使える、初回限定クーポンはこちら |
| メニュー・料金 | 全メニューと写真はこちらからご覧いただけます |
| LINE登録 | LINEの友だち追加で、次回使える特典をプレゼント |
| 地図・アクセス | 地図アプリで道順を確認できます |
| 資料請求・問い合わせ | 質問だけでもOK。1分で送れるお問い合わせフォーム |
文言は、「今すぐ」「かんたん」「無料」など、行動のハードルを下げる言葉と組み合わせると効果的です。ただし、クーポンの割引内容や期限は正確に書き、読み取った先の内容と食い違わないようにしましょう。
スマホの操作に不慣れな方が多い地域や業種では、「スマホのカメラをかざしてください」と読み取り方をひと言添えるのも親切です。あわせて、QRコードが使えない人のために、電話番号や店名での検索方法も併記しておきましょう。
リンク先の作り方(専用ページ・LINE・Googleマップ)
QRコードで大切なのは、読み取った先の体験です。せっかく読み取ってもらっても、リンク先が分かりにくければ、そこで離れてしまいます。
チラシ専用のページを用意する
ホームページのトップにそのままつなぐより、チラシの内容に合わせた専用ページを用意するほうが効果的です。チラシで紹介したキャンペーンやクーポンが、ページを開いた瞬間に目に入るようにしておくと、読む人が迷いません。
ページは必ずスマホで見やすい作りにしましょう。文字が小さすぎる、予約ボタンが見つからない、表示が遅いといったページは、読み取った人をがっかりさせてしまいます。
LINEに誘導する
チラシからLINEに誘導すると、一度きりの接点で終わらず、その後もお知らせやクーポンを届けられる関係を作れます。LINE公式アカウントでは、友だち追加用のQRコードを管理画面から作成できます。
LINE誘導を成功させるには、「友だち追加すると何が届くのか」を具体的に書くことが大切です。「お得な情報をお届け」よりも、「次回使える500円引きクーポン」「空き状況をLINEでお知らせ」のように、中身が想像できる書き方にしましょう。
Googleマップにつなぐ
初めて来店する人にとって、場所が分かることは大きな安心材料です。Googleマップのお店の情報を開く共有リンクをQRコードにしておくと、読み取るだけで道順を確認できます。お店の情報に営業時間や写真が登録されていれば、口コミと合わせて見てもらうこともできます。
QRコードで効果を測る方法
QRコードは、チラシの効果を数字で確かめられる便利な仕組みでもあります。紙のチラシは反応を測りにくいといわれますが、QRコードを工夫すれば、どれくらいの人がチラシを見て行動したかが分かります。
- チラシ専用のURLにする:ほかの経路からは訪れない専用ページにすれば、そのページへのアクセス数がそのままチラシ経由の数になります。
- URLに目印をつける:アクセス解析ツールを使っている場合は、URLの末尾に「チラシから来た」と分かる目印(パラメータ)をつけておくと、ほかの経路と分けて集計できます。
- 配布エリアや媒体ごとにQRコードを分ける:A地区とB地区、ポスティングと店頭配布など、QRコードのリンク先を分けておくと、どこの反応が良かったかを比べられます。
- クーポンの使用数と合わせて見る:アクセス数だけでなく、実際の予約数やクーポンの使用数も記録すると、より正確に効果を判断できます。
読み取り回数を集計できる、リンク先をあとから変更できるといった機能を持つQRコード作成サービスもあります。便利ですが、サービスが終了したり有料に切り替わったりすると、配布済みのチラシのQRコードが使えなくなるおそれがあります。長く使うチラシでは、自分で管理できるURLをQRコードにするほうが安心です。効果測定の考え方はチラシの効果測定の方法でも詳しく紹介しています。
印刷前に必ずする読み取りテスト
QRコードは、画面上で読み取れても、印刷すると読み取れないことがあります。何千枚も刷ってから気づくことがないよう、入稿前に次の手順でテストしましょう。
- デザインを実物大で紙に印刷する
- iPhoneとAndroidなど、機種の違う2台以上のスマホで読み取る
- 標準のカメラアプリで読み取れるかを確かめる
- 明るい場所と、少し暗い室内の両方で試す
- 読み取った先のページが正しく開くか、リンク切れがないかを確認する
- クーポンや予約フォームが実際に使えるか、最後まで操作してみる
光沢のある紙やPP加工を施した紙では、照明の反射で読み取りにくくなることがあります。反射しやすい仕様を選ぶ場合は、とくに念入りに確かめましょう。また、QRコードの画像を拡大・縮小して使う場合は、ぼやけないよう、なるべく高い解像度の画像やベクター形式のデータを使うことをおすすめします。
チラシとSNS・Webを組み合わせるコツ
QRコードは、紙のチラシとSNSやWebをつなぐ橋渡し役です。チラシとSNSを連動させるときは、次の点を意識すると、それぞれの良さを生かせます。
- 役割を分ける:チラシは「知ってもらう・興味を持ってもらう」、Webは「詳しく知ってもらう・申し込んでもらう」と役割を分け、チラシに情報を詰め込みすぎないようにします。
- QRコードは1つか2つに絞る:ホームページ、Instagram、LINE、予約サイトとQRコードを並べると、どれを読めばよいか迷ってしまいます。いちばん行動してほしいものを1つ選び、大きく載せましょう。
- SNSの最新情報で補う:チラシには載せきれない日々の様子や空き状況は、SNSでこまめに発信します。チラシには「最新情報はInstagramで」と一言添えるだけでも、つながりが生まれます。
- デザインをそろえる:チラシとリンク先のページで色や写真をそろえると、「さっきのチラシの続きだ」と安心して読み進めてもらえます。
紙とWebの組み合わせ方全体については、紙のチラシとWeb広告の違いと組み合わせ方もあわせてご覧ください。
反響堂でQRコードつきのチラシを作る場合
反響堂では、デザイナー歴22年の個人デザイナーが、QRコードのサイズや位置、誘導文言まで含めてチラシを直接デザインします。デザイン料は税込でA4片面15,000円、A5片面10,000円、はがき片面8,000円などのサイズ別定額です。リンク先のURLやLINEのQRコードをお送りいただければ、紙面に合わせて配置します。費用は料金シミュレーターで確認でき、LINEでの相談も受け付けています。
よくある質問
チラシに載せるQRコードは何mmくらいが適切ですか?
手に持って読むチラシなら、1辺15〜20mm以上が目安です。URLが長く模様が細かくなる場合や、年配の方が多い場合は、25〜30mm程度と大きめにすると安心です。周りには模様のない余白もとりましょう。
QRコードはチラシのどこに置けばよいですか?
予約や申込の案内、クーポンの説明、住所や地図など、読む人が行動しようと思う情報のすぐそばに置くのが基本です。多くの場合、紙面の右下が適しています。折り目の上や紙の端ぎりぎり、写真の上は避けましょう。
QRコードでチラシの効果を測ることはできますか?
チラシ専用のページにつなぐ、URLに目印をつける、配布エリアごとにQRコードを分けるといった方法で、チラシ経由のアクセス数を把握できます。実際の予約数やクーポンの使用数と合わせて記録すると、より正確に判断できます。