チラシをポスティングで配りたいけれど、料金がいくらかかるのか分からない。そんな方に向けて、ポスティングの料金相場をまとめました。1枚あたりの単価の目安を配り方別に整理し、料金が変わる要素、業者を選ぶときに確認したいこと、自分で配る場合の手間と注意点、デザインや印刷を含めた総額の考え方まで、依頼前に知っておきたいことを解説します。
結論:ポスティングの料金相場は1枚あたり数円〜十数円と幅がある
ポスティングの料金は、配り方とエリアによって大きく変わります。一般的な目安としては、1枚あたり数円から十数円程度です。ほかの会社のチラシと一緒に配る方法なら比較的安く、自分のチラシだけを単独で配る方法や、配る家を細かく選ぶ方法では高くなります。
この記事の要点
- ポスティングの単価は1枚あたり数円〜十数円が目安で、配り方で大きく変わる
- エリア、部数、チラシのサイズ、時期によっても料金は上下する
- 業者を選ぶときは、単価だけでなく配布の管理方法や報告の内容を確認する
- 予算は「デザイン+印刷+配布」の総額で考える
下の表は、配り方ごとの1枚あたりの単価の一般的な目安です。実際の料金は業者や地域によって大きく異なり、最低部数や基本料金が別にかかることもあるため、必ず見積もりで確認してください。
| 配り方 | 内容 | 1枚あたりの目安 |
|---|---|---|
| 併配(軒並み) | ほかの会社のチラシと一緒に、エリア内の家に配る | 3〜7円前後 |
| セレクト配布 | 戸建てだけ、集合住宅だけなど、配る家を選ぶ | 5〜10円前後 |
| 単独配布 | 自分のチラシだけを配る | 8〜15円前後、またはそれ以上 |
ポスティングとは:仕組みと向いている業種
ポスティングとは、チラシを各家庭や事業所の郵便受けに直接投函して届ける配布方法です。宛名は書かず、決めたエリアの家に配っていきます。新聞をとっていない家庭にも届けられること、町名や番地の単位で細かく配るエリアを選べることが特長です。
配る範囲を絞りやすいため、お店のまわりに住む人に来てもらいたい業種と相性が良い方法です。たとえば、次のような業種でよく使われます。
- 飲食店、宅配、テイクアウトの店
- 整体院、美容室、クリニックなど地域密着のサービス
- 学習塾や習い事の教室
- 不動産、リフォーム、住宅関連
- 新しく開業する店舗
一方で、ポスティングのチラシは、郵便受けから取り出されてすぐ処分されることも少なくありません。反響を得るには、配り方だけでなく、手に取った瞬間に読みたくなるチラシの中身が欠かせません。ポスティングの反響の考え方はポスティングの反響率、ポスティング向けのチラシづくりはポスティング用チラシのデザインでも紹介しています。
配り方の種類と料金の違い(軒並み・セレクト・単独・併配)
ポスティングの単価を左右する最大の要素が配り方です。代表的な4つの方法と、それぞれの特徴を見ていきましょう。
軒並み配布:エリアの家に漏れなく配る
決めたエリア内の家や事業所に、原則すべて配る方法です。戸建ても集合住宅も区別せずに配るため、効率が良く単価は安めになります。多くの人に広く知らせたいときに向いています。
セレクト配布:配る家を選ぶ
「戸建てだけ」「集合住宅だけ」「オートロックのない建物だけ」など、条件をつけて配る家を選ぶ方法です。リフォームや庭の手入れなら戸建て、単身向けの宅配なら集合住宅というように、ねらいを絞れるのが利点です。そのぶん配る人が家を見分ける手間がかかり、単価は軒並み配布より高くなります。
単独配布:自分のチラシだけを届ける
ほかの会社のチラシと一緒にせず、自分のチラシだけを配る方法です。郵便受けにほかのチラシと重ならないため目にとまりやすく、配る日も指定しやすいのが特長です。ただし配布員が自分のチラシのためだけに歩くことになるため、単価は高くなります。
併配:ほかのチラシと一緒に配る
複数の会社のチラシをまとめて配る方法です。配布の手間を複数の会社で分け合うため、単価を抑えられます。一方で、同じ日に何枚ものチラシが届くことになり、競合する業種のチラシと並ぶ可能性もあります。業種がかぶらないよう配慮しているかどうかは、業者に確認しておきましょう。
ポスティングの費用が変わる4つの要素
同じ配り方でも、次の条件によって費用は変わります。見積もりを比べるときの参考にしてください。
- エリア:家が密集した市街地は配りやすく単価が安め、家と家が離れた郊外や坂の多い地域は高めになる傾向があります
- 部数:部数が多いほど1枚あたりの単価は下がるのが一般的です。少ない部数では、最低料金や基本料金がかかることがあります
- サイズと厚さ:B4程度までのチラシを基本料金とし、それより大きいもの、冊子や厚い紙のものは追加料金になることがあります
- 時期と日数:年末年始や引っ越しの多い時期など、依頼が集中する時期は日程が取りにくくなります。配布日を細かく指定すると料金が上がる場合もあります
また、配布後の報告の内容(地図での配布範囲の報告、GPSの記録など)や、配布の立ち会い確認の有無によっても料金が変わることがあります。安さだけでなく、何が含まれているかを確認して比べることが大切です。
ポスティング業者の選び方:確認したい5つのこと
ポスティングは、実際に配っているところを依頼者が見られないサービスです。だからこそ、業者選びが結果を大きく左右します。依頼する前に、次の5つを確認しましょう。
- 配布の管理方法:GPSの記録や配布地図の提出など、どこに配ったかを確認できる仕組みがあるか
- 配布の報告:配布が終わったあと、配った部数や範囲、残った部数を報告してもらえるか
- 投函禁止への対応:「チラシお断り」の表示がある家や建物を避けているか、苦情が出たときにどう対応するか
- 料金の内訳:単価のほかに、基本料金、地図作成料、保管料、運送費などがかかるか
- 配布できない分の扱い:予定の部数を配りきれなかった場合に、料金の精算や残りの返却があるか
可能であれば、少ない部数で一度試してみて、配布の報告の質や反響を確認してから本格的に依頼するのも良い方法です。新聞折込との比較は折込とポスティングの比較で詳しく解説しています。
ポスティングを自分で配る場合の手間と注意点
費用を抑えるために、ポスティングを自分で行う店主も少なくありません。自分で配れば配布費はかかりませんが、時間と体力が必要です。住宅の密度にもよりますが、1時間に配れるのは多くても数百枚程度と考えておくとよいでしょう。1,000枚を配るなら、数時間から半日ほどかかる計算です。
自分で配るときは、次の点に注意してください。
- 「チラシお断り」「投函禁止」などの表示がある家や建物には入れない
- 集合住宅で、管理者が敷地や共用部分への立ち入りを禁じている場合は入らない
- 郵便受けからチラシがはみ出さないよう、奥までしっかり入れる
- 早朝や夜間は避け、住民に声をかけられたら丁寧に対応する
- 雨の日は、チラシがぬれないよう配布を控えるか袋に入れる
- 配ったエリアを地図に記録し、同じ家に何度も入れない
投函禁止の表示を無視して配ると、苦情になり、お店の評判を下げることにもなりかねません。特に集合住宅では、管理者の意思に反して敷地や建物に立ち入ると、住居侵入などの法的な問題になる可能性があります。自治体によっては、ビラ配りなどに関する条例を定めているところもあります。詳しい注意点はポスティング禁止の表示と注意点でも紹介しています。
本記事は一般的な情報で、法的助言ではありません。最新の制度・個別の判断は公式情報や専門家にご確認ください。
デザイン・印刷・配布の総額の考え方
ポスティングの予算を考えるときは、配布費だけでなく、チラシのデザイン料と印刷費を含めた総額で見ることが大切です。たとえば、次のような条件で考えてみます(数字は計算の仕方を示すための仮の例です)。
- デザイン料:20,000円
- 印刷費(5,000枚):30,000円
- 配布費(1枚5円×5,000枚):25,000円
- 総額:75,000円(1枚あたり15円)
この例では、配布費は総額の3分の1ほどです。配布の単価を1円下げても5,000円の差ですが、チラシの内容が良くなって反響が増えれば、その差以上の効果が期待できます。単価の安さだけで配り方を選ぶのではなく、「1件の問い合わせや来店を得るのにいくらかかったか」で判断するのがおすすめです。
また、デザイン料は最初の1回だけかかる費用です。同じチラシを刷り増しして何度も配るなら、2回目以降は印刷費と配布費だけになります。最初にしっかりしたチラシを作っておくと、長い目で見て1回あたりの負担を小さくできます。
ポスティング用のチラシを反響堂で作る
反響堂では、デザイナー歴22年の個人デザイナーが、ポスティング用のチラシのデザインを直接担当します。デザイン料は税込でA4片面15,000円、両面25,000円などのサイズ別の定額で、印刷込みの場合はA4片面1,000部で19,500円(標準納期・コート90kg・送料込み、時期により変動する目安)です。ポスティングの手配は行っていないため、配布は業者やご自身で行っていただく形になります。ほかの部数やサイズは料金シミュレーターで確認でき、配布方法に合わせたチラシの相談もLINEで受け付けています。
よくある質問
ポスティングの料金相場はいくらですか?
一般的には1枚あたり数円から十数円程度が目安です。ほかのチラシと一緒に配る併配は安め、自分のチラシだけを配る単独配布や、配る家を選ぶセレクト配布は高めになります。最低部数や基本料金がかかる場合もあるため、見積もりで確認してください。
ポスティング業者はどうやって選べばよいですか?
単価だけでなく、GPSや配布地図などで配布を確認できる仕組みがあるか、配布後の報告があるか、投函禁止の家への対応、料金の内訳、配りきれなかった分の扱いを確認して選ぶのがおすすめです。
ポスティングを自分で配っても問題ありませんか?
自分で配ること自体は一般的に行われています。ただし「チラシお断り」などの表示がある家には入れない、管理者が立ち入りを禁じている集合住宅には入らないなどの配慮が必要です。判断に迷う場合は、管理者や専門家に確認してください。