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チラシの配布方法7つを比較|費用の目安・向いている業種と失敗しない選び方

公開日 |反響堂 代表デザイナー(歴22年)

チラシは、作ることと同じくらい「どう配るか」が大切です。同じチラシでも、届ける相手や配り方が合っていなければ、反応はほとんど返ってきません。この記事では、ポスティングや新聞折込など7つのチラシの配布方法を、費用の目安と向いている業種で比較します。お店にチラシを置かせてもらうときのマナーや、配る曜日・時期の考え方、複数の方法を組み合わせるコツもまとめました。

結論:チラシの配布方法は「届けたい相手がどこにいるか」で選ぶ

チラシの配布方法を選ぶときに、最初に考えるべきことはひとつです。それは「チラシを届けたい相手が、どこにいるか」です。

お店の近所に住む家族に届けたいなら、自宅のポストに入れるポスティングが向いています。新聞をよく読む年代に届けたいなら新聞折込、すでに来てくれたお客様にもう一度来てほしいならDM、駅を使う通勤客に知ってほしいなら手配り、というように、相手のいる場所から逆算すると選びやすくなります。

費用の安さだけで選ぶと、届けたい人のいない場所に大量のチラシを配ることになりかねません。まずは相手を決め、そのうえで予算に合う方法を選ぶ順番がおすすめです。

この記事の要点

  • チラシの配り方は、届けたい相手の居場所から選ぶ
  • 主な配布方法は、ポスティング・新聞折込・DM・手配り・店頭・設置・同封の7つ
  • 1枚あたりの費用は、方法によって数円から百円程度までと差が大きい
  • 配る曜日や時期は、読む人の生活リズムと来店してほしい日から逆算する
  • 方法を組み合わせると、1つの方法だけでは届かない人にも届けやすくなる

チラシの配布方法7つの比較表

主なチラシの配布方法を、費用の目安と特徴で比べると次のようになります。費用は印刷費を除いた、配布にかかる一般的な目安です。地域、部数、チラシのサイズ、時期によって大きく変わるため、実際の金額は依頼先に確認してください。

配布方法1枚あたりの費用の目安届く相手向いている業種・目的
ポスティング数円〜10円程度地域の住宅飲食、整体、塾、リフォーム、不動産
新聞折込数円程度新聞を購読している世帯スーパー、住宅、シニア向けサービス
DM(郵送)郵便料金+封入などの作業費住所が分かっている人既存客への再来店案内、高額商品
手配り人件費が中心その場を通る人新規開店、イベント、駅前の店
店頭配布ほぼ印刷費のみ来店したお客様次回予約、紹介、季節のお知らせ
設置(置かせてもらう)ほぼ印刷費のみその施設を使う人習い事、地域のイベント、サロン
同封・同梱無料〜提携条件による商品や書類を受け取る人通販、会員向けサービス、提携先への紹介

ポスティングと新聞折込の違いについては、新聞折込とポスティングの比較でさらに詳しく解説しています。

それぞれの配布方法の費用の目安と向いている業種

1. ポスティング:地域を細かく選べる

ポスティングは、住宅のポストにチラシを直接入れる配布方法です。配る地域を町名や丁目の単位で選べるため、「お店から歩いて通える範囲だけ」といった配り方ができます。業者に頼む場合の費用は、1枚あたり数円から10円程度が目安で、戸建てだけ、集合住宅だけといった条件をつけると高くなるのが一般的です。

地域のほぼすべての住宅に配ることを「全戸配布」と呼びます。ただし、「チラシお断り」の表示がある住宅や、管理者が配布を禁止しているマンションには入れないのが基本のため、実際にはすべての世帯に届くわけではありません。自分で配る場合は費用を抑えられますが、時間と体力がかかります。配布のルールはポスティングの禁止表示とトラブル対策もあわせて確認してください。

2. 新聞折込:決まった日に一斉に届く

新聞折込は、新聞にチラシをはさんで届ける方法です。配布日を指定でき、決まった日の朝に一斉に届くのが強みです。費用はサイズや地域によって違いますが、1枚あたり数円程度が一般的な目安です。

新聞を購読している世帯にしか届かないため、若い世帯には届きにくい面があります。一方で、新聞を読む習慣のある年代が多い地域や、シニア向けのサービスとは相性が良い方法です。

3. DM:届けたい相手に確実に届ける

DM(ダイレクトメール)は、はがきや封書で特定の相手に郵送する方法です。住所が分かっている相手に確実に届き、宛名に名前が入るため、読んでもらいやすいのが特長です。そのぶん、郵便料金がかかるため、1通あたりの費用はほかの方法より高くなります。郵便料金は改定されることがあるため、最新の料金は日本郵便の案内で確認してください。

すでに来店したことがあるお客様への再来店の案内や、単価の高い商品・サービスの案内に向いています。

4. 手配り:その場で説明しながら渡せる

チラシの手配りは、駅前や店の前などで通る人に直接手渡しする方法です。表情を見ながら声をかけられるため、新規開店やイベントの告知で使われます。費用の中心は人件費です。

道路や駅、商業施設などで配る場合は、場所によって許可が必要になることがあります。事前に施設の管理者や所轄の警察署に確認しておきましょう。

本記事は一般的な情報で、法的助言ではありません。最新の制度・個別の判断は公式情報や専門家にご確認ください。路上での配布やポスティングのルールは、場所や自治体の条例によって異なることがあります。

5. 店頭配布:来店客に次の来店を促す

レジ横に置いたり、会計のときに手渡ししたりする方法です。費用は印刷費だけで済みます。新しいお客様を増やすより、今のお客様に次の予約や季節のメニュー、お友だちの紹介を案内するのに向いています。

6. 設置:お店や施設に置かせてもらう

近くのお店、公民館、病院の待合室などに、チラシを置かせてもらう方法です。その場所を使う人に、時間をかけて手に取ってもらえます。習い事の教室や地域のイベント、美容サロンなどでよく使われます。置かせてもらうときのマナーは、次の章で詳しく紹介します。

7. 同封・同梱:ほかの郵送物にのせる

通販の商品や請求書などに、チラシを一緒に入れる方法です。自社の発送物に入れるなら、追加の送料はほとんどかかりません。提携先の発送物に入れてもらう方法もありますが、その場合は相手との取り決めが必要です。

お店や施設にチラシを置かせてもらうときのマナー

チラシを置かせてもらう方法は費用がかからない反面、相手のご厚意に頼る方法です。次のような順番とマナーを守ると、気持ちよく受け入れてもらいやすくなります。

  1. 忙しい時間を避けてお願いする:飲食店ならランチやディナーの時間帯を避け、まずは責任者の方に相談します。
  2. チラシの見本を持っていく:内容を見てもらい、相手のお店のお客様にとっても役立つ情報であることを伝えます。
  3. 置く場所と部数は相手に任せる:「このくらいの部数を置いてください」と押しつけず、邪魔にならない範囲でお願いします。
  4. 自分でも相手のチラシを置く:お互いのチラシを置き合う関係にすると、長く続きやすくなります。
  5. 補充と回収を忘れない:期限が過ぎたチラシは自分で回収し、なくなったら補充します。

公共施設では、営利目的のチラシは置けない、事前の申請が必要など、独自のルールがあることが多いです。必ず施設の窓口で確認してください。

チラシを配る曜日・時期で反響が変わる理由

チラシは、読む人に時間の余裕があるときに届いたほうが、目を通してもらいやすくなります。また、行動してほしい日の少し前に届くと、記憶に残ったまま来店してもらえます。この2つが、チラシの配布時期や曜日を考えるときの基本です。

ポスティングの曜日の考え方

ポスティングの曜日は、「来てほしい日の数日前」に届くように考えるのが一般的です。たとえば週末に来店してほしいお店なら、木曜日や金曜日に届くように配る、という考え方がよく使われます。雨の日はチラシが濡れやすく、読まれにくいため避けたほうが無難です。

チラシの配布時期の考え方

時期動きやすいニーズの例
1〜3月新学期に向けた塾・習い事、引っ越しや住まい探し
4〜5月新生活に合わせた地域のお店探し、健康づくり
6〜8月夏期講習、エアコンや水まわりの点検、夏のイベント
9〜11月秋のイベント、年末に向けたリフォームや大掃除
12月年末年始の予約、お歳暮や贈り物

また、一般に給料日の前後や月末・月初は、お金を使う予定を考える人が増える時期と言われます。業種の繁忙期の少し前から配り始め、反応を見ながら部数を調整すると失敗が少なくなります。

複数のチラシ配布方法を組み合わせるコツ

1つの配布方法だけでは、届く人がかたよります。たとえばポスティングでは「チラシお断り」の家に届かず、新聞折込では新聞を取っていない家に届きません。いくつかの方法を組み合わせると、お互いの弱いところを補えます。

  • 新規開店:開店前にポスティングか新聞折込で広く知らせ、開店当日は店頭で手配りする
  • 既存客の再来店:来店時に店頭でチラシを渡し、しばらく来ていない人にはDMを送る
  • 習い事・教室:近所のお店や施設に設置しつつ、学校区に合わせてポスティングする

組み合わせるときは、どの方法から来たお客様かが分かるようにしておくことが大切です。チラシごとにクーポンの番号を変える、「何を見て来ましたか」と聞くなどの工夫をすると、次回の配布方法を決める材料になります。反響の考え方はポスティングの反響率も参考になります。

配布方法に合わせたチラシデザインの違い

チラシのデザインも、配布方法に合わせて変えると効果的です。

  • ポスティング:ポストから取り出した瞬間に目に入る、上部のキャッチコピーと写真が大切です。地名を入れると「近所のお店だ」と分かってもらいやすくなります。
  • 新聞折込:ほかの多くのチラシと一緒に届くため、色づかいや大きな見出しで埋もれない工夫が必要です。
  • DM:はがきは表面(宛名面)にも伝えたいことを少し入れると、裏返してもらいやすくなります。
  • 手配り:受け取った人が歩きながら読めるよう、情報をしぼって大きく見せます。持ちやすい小さめのサイズも向いています。
  • 設置:ラックに立てると上の部分しか見えないことが多いため、上部にタイトルやキャッチコピーを置きます。

配布方法が決まっていれば、サイズや紙の厚さも選びやすくなります。サイズ選びの考え方はチラシのサイズの選び方で紹介しています。

反響堂でのチラシ制作について

反響堂では、デザイナー歴22年の個人デザイナーが、配布方法に合わせたチラシのデザインを直接担当します。配布(ポスティングや折込の手配)とDMの発送代行は行っていないため、配布は地域の業者などにご依頼いただく形になりますが、「どの方法で配るか」に合わせたサイズや見せ方のご相談は受け付けています。デザイン料は税込でA4片面15,000円、印刷込みならA4片面1,000部で19,500円(標準納期・コート90kg・送料込み、時期により変動する目安)です。ほかの条件は料金シミュレーターで確認でき、LINEでの相談も可能です。

よくある質問

チラシの配布方法はどうやって選べばよいですか?

まず届けたい相手がどこにいるかを考えます。近所の住民ならポスティング、新聞を読む年代なら新聞折込、既存のお客様ならDMや店頭配布、通行する人なら手配りが向いています。そのうえで予算に合う方法を選ぶのがおすすめです。

お店にチラシを置かせてもらうときに気をつけることは?

忙しい時間帯を避けて責任者の方に相談し、チラシの見本を見せてからお願いします。置く場所や部数は相手に任せ、期限が過ぎたチラシは自分で回収しましょう。公共施設は独自のルールがあるため、窓口で確認が必要です。

ポスティングは何曜日に配るのがよいですか?

来店してほしい日の数日前に届くように配るのが一般的な考え方です。週末の来店を狙うなら木曜日や金曜日に届くように配る方法がよく使われます。雨の日は読まれにくいため避けたほうが無難です。

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