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開業チラシはいつ・何部まく?オープン集客のスケジュールと載せるべき情報

公開日 |反響堂 代表デザイナー(歴22年)

お店や教室、治療院を開くとき、最初のお客様を集める手段として今も多く使われているのがチラシです。ただ、開業準備は内装や仕入れ、手続きなどやることが多く、チラシは後回しになりがちです。この記事では、開業チラシを配る時期と部数の考え方、2〜3か月前から逆算する準備スケジュール、載せるべき情報のチェックリスト、よくある失敗までをまとめました。

結論:配布はオープンの1〜2週間前を中心に、準備は2〜3か月前から

開業チラシは、オープンの1〜2週間前ごろに配るのがひとつの目安です。早すぎると、オープンの頃には忘れられてしまいます。反対に直前すぎると、予定を立ててもらう時間がなく、せっかくの告知が届きにくくなります。

そして、この時期に配るためには、準備を2〜3か月前から始めておくのが理想です。内容を考え、デザインを作り、印刷して、配布の手配をする。この流れには、思った以上に時間がかかります。

この記事の要点

  • 配布はオープンの1〜2週間前を中心に考えるのが目安
  • 準備はオープンの2〜3か月前から逆算して始める
  • 部数は商圏の広さと、目標の来店数から考える
  • 店名・業種・オープン日・場所・特典は、ひと目で分かる位置に置く
  • 1回で終わらせず、オープン後の2回目の配布まで計画しておく

オープンから逆算する準備スケジュール

開業チラシの準備を、オープン日から逆算して表にまとめました。業種や配布方法によって前後しますが、全体の流れをつかむ目安にしてください。

時期やることポイント
2〜3か月前ターゲットと商圏を決める。配布方法を検討する誰に、どの範囲まで届けるかを先に決める
1.5〜2か月前載せる内容と特典を決め、写真や原稿を集める店内の写真は、内装が仕上がり次第撮っておく
1〜1.5か月前デザインを依頼し、修正して内容を確定する営業時間や料金に間違いがないか、何度も確認する
3〜4週間前印刷を発注し、配布の手配をする新聞折込は搬入の締切、ポスティングは配布期間を確認する
1〜2週間前チラシを配布する。近所へのあいさつ回りもこの時期に店頭にも同じチラシを置いておく
オープン後2〜4週間2回目の配布。反響を記録して内容を見直す最初の反響を見て、特典やエリアを調整する

内装工事の遅れも見込んでおく

開業準備では、工事や設備の搬入が予定より遅れることがあります。オープン日が決まりきらないうちにチラシを大量に刷ってしまうと、日付が変わったときに刷り直しになります。オープン日が確定するまでは印刷を待つ、日付の部分だけ差し替えやすいデザインにしておく、といった工夫をしておくと安心です。

ホームページや地図サービスの情報も同時に整える

チラシを見た人の多くは、行く前にお店の名前で検索します。そのときに情報が見つからないと、不安に感じて足が止まることがあります。チラシを配るまでに、ホームページや地図サービスのお店情報、SNSのアカウントなどを整えておくと、チラシの効果を取りこぼしにくくなります。チラシに載せた営業時間や電話番号と、ネット上の情報が一致しているかも確認しておきましょう。

何部まく?部数の決め方

部数は、「どの範囲からお客様が来るか」と「何人に来てほしいか」の2つから考えます。

1. 商圏から配布エリアを決める

商圏とは、お客様が来てくれる範囲のことです。一般に、日常的に通うお店ほど商圏は狭く、わざわざ出かける目的のあるお店ほど広くなります。徒歩や自転車で来るお客様が中心の業種なら、まずはお店の近くから配るのが基本です。駐車場があり車で来る方が多い業種なら、もう少し広い範囲も候補になります。

2. 目標の来店数から逆算する

ポスティングの反響率は、一般に0.01〜0.3%程度と言われます。仮に反響率を0.1%と見込み、オープン特典で20件の来店や問い合わせを目指すなら、20件 ÷ 0.001 = 20,000部が目安になります。オープン時は「新しいお店ができる」という話題性があるため、ふだんより反応が得られやすいこともありますが、あくまで目安として考えましょう。

3. 1回で使い切らず、分けて配る

予算が限られているなら、全部数を一度に配るより、オープン前とオープン後に分けて配るほうがおすすめです。1回目の反響を見てから、反応のよかったエリアに重ねて配ることができます。反響率や部数の考え方は、ポスティングチラシの反響率はどのくらい?で詳しく解説しています。

開業チラシに載せるべき情報チェックリスト

開業チラシは、初めてお店を知る人が読むものです。「何のお店か」「いつ、どこで開くのか」「行くと何がよいのか」が分からないと、行動にはつながりません。載せるべき情報を表にまとめました。

情報載せる理由注意したいこと
店名と業種何のお店かを一瞬で伝える店名だけでは業種が分からないことが多い
オープン日予定を立ててもらう曜日も一緒に書く
住所と地図場所をイメージしてもらう目印になる建物やお店を入れる
営業時間と定休日行ける日かどうかを判断してもらうラストオーダーや最終受付の時間も書く
電話番号・予約方法問い合わせや予約の入口予約が必要かどうかをはっきり書く
メニューや料金行く前の不安を減らす税込か税抜かを明記する
オープン特典最初の一歩のきっかけ期限と条件をはっきり書く
店主のあいさつと顔写真人柄が伝わり、安心感が出る長すぎず、3〜4行程度にまとめる
駐車場・駐輪場車や自転車の方の判断材料台数や提携駐車場の有無も書く

すべてを同じ大きさで並べると、何も目に入らないチラシになってしまいます。いちばん大きく見せるのは「何のお店か」と「オープン日」と「特典」の3つ。ほかの情報は、読みたい人が探せる位置にあれば十分です。

オープン特典の考え方

オープン特典は、初めての人が足を運ぶきっかけになります。ただし、特典の内容によっては、利益が出ないまま忙しくなるだけ、ということにもなりかねません。次の点を意識して決めましょう。

  • 期限を決める(例:オープンから2週間など)
  • 対象を決める(例:チラシ持参の方、初回の方のみなど)
  • 原価を計算し、続けられる内容にする
  • 2回目の来店につながる仕掛けを入れる(次回使えるクーポンなど)

業種別の特典の例

  • 飲食店:オープンから2週間、ドリンク1杯サービス
  • 美容室・整体院:初回料金の割引や、体験メニューの用意
  • 学習塾・教室:無料の体験授業や、入会金の割引
  • 小売店:先着順の記念品の進呈

先着順の特典は、数に限りがあることと、なくなり次第終了することを明記しておきましょう。

とくに大切なのは、特典の条件をはっきり書くことです。「全品割引」と大きく書いて、小さな文字で対象外の商品が多いと、お客様をがっかりさせてしまいます。割引や無料の表示は、誤解のないように、分かりやすく書きましょう。

配布方法の選び方と組み合わせ

開業チラシの配り方には、いくつかの方法があります。ターゲットと予算に合わせて組み合わせるのが一般的です。

  • ポスティング:お店の近くに集中して届けやすい。新聞を取っていない世帯にも届く
  • 新聞折込:配布日をそろえやすく、高齢層に届きやすい
  • 近所へのあいさつ回り:近隣の方に直接渡すことで、印象に残りやすい
  • 店頭での掲示・配布:工事中から「近日オープン」を知らせられる
  • 関係先への設置:知り合いのお店や地域の施設に置かせてもらう

2つの配布方法の違いは、新聞折込とポスティング、どちらを選ぶ?で詳しく比べています。

駅前や道路でチラシを手配りする場合、場所や方法によっては管轄の警察署の道路使用許可などが必要になることがあります。事前に確認しておきましょう。また、集合住宅の「チラシお断り」の表示は必ず守りましょう。

開業チラシでよくある失敗

開業チラシで起きやすい失敗を挙げました。作る前に目を通しておくと、多くは防げます。

  1. 準備が遅れ、配布がオープン直前や当日になってしまう
  2. 店名は大きいのに、何のお店かが分からない
  3. こだわりや想いを書きすぎて、肝心の情報が埋もれている
  4. 特典に期限がなく、「そのうち行こう」で終わってしまう
  5. 営業時間や電話番号に誤りがある
  6. オープン後の2回目の配布を考えておらず、最初の反響だけで終わる

とくに5つ目は、刷り直しになるうえ、お客様の信頼も損ねてしまいます。完成前には、家族やスタッフなど、自分以外の人にも読んでもらいましょう。依頼前の準備はチラシ作成を外注する前に準備したい7つのことも参考にしてください。

反響堂でお手伝いできること

反響堂では、開業・オープン告知のチラシのデザインと印刷をお受けしています。デザイナー歴22年の個人デザイナーが直接担当し、初稿は最短3営業日でお届けします。修正は同じ企画の範囲なら回数無制限なので、オープン日の変更などにも対応しやすくなっています。デザイン料は税込でA4片面15,000円、印刷込みならA4片面1,000部で19,500円(標準納期・コート90kg・送料込みの目安)です。配布の手配は行っていないため、ポスティングや折込は別途ご手配ください。詳しくは開業・オープンチラシ制作のページをご覧ください。

よくある質問

開業チラシはいつ配るのがよいですか?

オープンの1〜2週間前ごろを中心に配るのがひとつの目安です。早すぎると忘れられやすく、直前すぎると予定を立ててもらう時間がなくなります。オープン後2〜4週間ごろに2回目を配ると、1回目で届かなかった人にも届けやすくなります。

開業チラシの準備はいつから始めればよいですか?

オープンの2〜3か月前から始めるのが理想です。ターゲットと配布方法を決め、写真や原稿を集め、デザインと印刷、配布の手配をする流れには思った以上に時間がかかります。工事の遅れも見込んでおくと安心です。

開業チラシに必ず載せるべき情報は何ですか?

店名と業種、オープン日(曜日も)、住所と地図、営業時間と定休日、電話番号や予約方法、オープン特典とその期限・条件は欠かせません。特に「何のお店か」「オープン日」「特典」の3つは、ひと目で分かるように大きく見せましょう。

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