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学習塾の生徒募集チラシ|季節講習で問い合わせを増やす構成と配るタイミング

公開日 |反響堂 代表デザイナー(歴22年)

「講習のたびにチラシを配っているけれど、問い合わせが思うように増えない」。そんな個人塾や小規模な学習塾の塾長に向けて、季節講習の生徒募集チラシの作り方をまとめました。講習ごとの配るタイミング、保護者と生徒の両方に届く構成、合格実績や料金の書き方で気をつけたいこと、配り方の選び方まで、次の講習からすぐに使える形で解説します。

結論:季節講習のチラシは「誰に・何を・いつまでに」を絞る

学習塾の生徒募集は、春期・夏期・冬期の季節講習が大きな入口になります。講習は期間が短く、費用も通常授業より始めやすいため、「まずは試してみよう」と考える家庭が動きやすい時期だからです。

その入口をつくるチラシで大切なのは、情報をたくさん載せることではありません。「どの学年の、どんな悩みを持つ子に向けた講習か」「講習で何ができるようになるか」「いつまでに申し込めばよいか」の3つを、はっきり伝えることです。

この記事の要点

  • チラシは講習が始まる1か月ほど前から、2回程度に分けて届けるのが一つの考え方
  • 対象学年と「講習で何をするか」を具体的に書くと、保護者が判断しやすい
  • 決めるのは保護者、通うのは生徒。両方の目線を1枚に入れる
  • 合格実績や料金は、数え方や条件を正確に書く
  • 申込期限と問い合わせ方法を目立たせ、反響を記録して次の講習に生かす

季節講習ごとの配るタイミングと伝える内容

講習の時期は地域や学校の行事予定によって違いますが、一般的な目安を表にまとめました。配布の時期は、保護者が講習を検討し始めるころに届くように逆算しています。

講習講習の時期(目安)チラシを届けたい時期(目安)伝えたい内容の軸
春期講習3月下旬〜4月上旬2月中旬〜3月上旬前の学年の総復習と、新しい学年への準備
夏期講習7月下旬〜8月6月中旬〜7月上旬1学期の苦手の立て直しと、受験学年の基礎固め
冬期講習12月下旬〜1月上旬11月中旬〜12月上旬2学期の復習と、受験直前の総仕上げ

1回だけでなく、2回に分けて届ける

講習の検討は、家族で話し合ったり、ほかの塾と比べたりしながら進むため、決まるまでに時間がかかります。1回目は講習の案内として早めに、2回目は申込期限が近いことを知らせる内容で、というように2回程度に分けて届けると、検討のどの段階にいる家庭にも届きやすくなります。

学校の予定を確認しておく

夏休みや冬休みの期間、定期テストの時期は、地域や学校によって違います。配るエリアの学校の予定を確認しておくと、「テスト前で忙しい時期に届いて読まれない」といったすれ違いを防げます。定期テストの時期に合わせて、テスト対策の案内を別に出すのも一つの方法です。

講習のあとの流れも見せておく

季節講習の目的は、講習に来てもらうことだけではありません。講習をきっかけに、通常授業へ続けて通ってもらえるかどうかが大切です。チラシの中で「講習後は通常授業にそのまま移れます」「講習の最終日に学習の振り返り面談をします」など、講習のあとの流れを示しておくと、保護者は先の見通しを持って申し込めます。

問い合わせにつながるチラシの構成

季節講習のチラシは、次の6つのブロックで組み立てると、読む人が迷わずに内容を理解できます。

1. 対象がひと目で分かるキャッチコピー

いちばん上には、誰に向けたチラシかが分かる一言を大きく置きます。「夏期講習受付中」だけでは、どの学年向けか分かりません。「中学2年生、夏のうちに数学の苦手をなくそう」のように、学年と悩みを入れると、当てはまる家庭の手が止まります。

2. 講習で何をするか

保護者がいちばん知りたいのは、講習の中身です。どの教科を、どんな形式で、何回くらい学ぶのか。個別指導なのか少人数の集団授業なのか。できるだけ具体的に書くと、比べるときの判断材料になります。

3. 教室と講師の雰囲気

子どもを預ける立場からすると、「どんな先生が教えるのか」「教室は落ち着いた雰囲気か」は大きな関心事です。塾長の顔写真とひとこと、自習スペースの写真などがあると、安心感が生まれます。

4. 日程と料金

日程表と料金は、表の形で整理して載せます。教材費や入塾金の有無など、講習費以外にかかる費用も書いておくと、あとから「思っていた金額と違う」とならずに済みます。

5. 申込期限と特典

「定員になり次第締め切り」「〇月〇日までの申し込みで教材費無料」など、行動のきっかけになる情報を入れます。特典をつける場合は、条件と期限を明確に書きましょう。

6. 問い合わせ・申込方法

電話番号と受付時間、ホームページやLINEなどの窓口を、大きく分かりやすく載せます。無料体験授業や個別相談の予約ができることも、あわせて伝えると問い合わせのハードルが下がります。

保護者と生徒、両方に届く伝え方

学習塾のチラシには、読み手が2人いるのが特徴です。申し込みを決めるのは多くの場合保護者で、実際に通うのは生徒本人です。どちらか一方だけに向けた内容だと、家庭の中で話が前に進みにくくなります。

保護者に向けては、指導の方針、学習状況の報告の仕方、送り迎えや自習室の利用など、安心して任せられる理由を伝えます。生徒に向けては、「分かるようになる楽しさ」や「友だちと一緒に通える」といった、自分ごととして想像できる言葉が効果的です。

レイアウトでは、表面の大きなキャッチと写真で生徒と保護者の両方の目を引き、裏面や下部に保護者向けの詳しい情報をまとめる形がよく使われます。A4両面にすると、情報を詰め込みすぎずに両方の目線を入れやすくなります。サイズの選び方はチラシのサイズはどれを選ぶ?も参考にしてください。

合格実績・料金・特典の表示で気をつけたいこと

学習塾のチラシは、保護者が塾を比べる材料になるため、表示の正確さがとくに大切です。どの業種の広告にもかかる景品表示法では、実際よりも著しく良いと思わせる表示や、実際よりも著しくお得だと思わせる表示が禁止されています。

  • 合格実績:講習だけ受けた生徒や、短期間だけ在籍した生徒を含めて数えると、実際の指導の成果より大きく見えてしまいます。どんな生徒を数えたのか、何年度の実績かを正確に書きましょう。
  • 成績アップの表現:「必ず点数が上がる」のような保証に聞こえる表現は避けます。実例を載せる場合は、実際の事例を、ご本人と保護者の了承を得て使います。
  • 料金:講習費だけを大きく書いて、教材費や入塾金を小さく書くと、誤解を招くおそれがあります。総額が分かるように書くのが基本です。
  • 特典と期限:「今だけ」とうたいながら、実際にはいつでも同じ条件で申し込めるような表示は避けましょう。

また、通常授業の契約は、期間や金額によっては特定商取引法の対象になり、契約書面の交付やクーリング・オフなどのルールがかかることがあります。チラシの特典で入塾を案内する場合も、契約の内容と食い違わないようにしておきましょう。

広告表示や契約に関するルールの適用は、個別の内容によって判断が分かれることがあります。本記事は一般的な情報をまとめたもので、法的助言ではありません。最終的には所管の行政機関(消費者庁など)・業界団体の資料や専門家にご確認ください。

配り方の選び方:ポスティング・新聞折込・手渡し

学習塾のチラシは、通える範囲に住む子育て世帯に届けることが何より大切です。主な配り方の特徴を比べてみましょう。

  • ポスティング:エリアや建物の種類を細かく選べます。ファミリー向けの住宅が多い地域に絞ると、ムダが少なくなります。くわしくはポスティングチラシ制作のページで紹介しています。
  • 新聞折込:地域を広くまとめて届けられます。購読している世帯に届く方法なので、配るエリアの購読状況も考えて使い分けます。くわしくは新聞折込チラシ制作のページをご覧ください。
  • 教室での手渡し:在籍している生徒に「お友だち紹介」用として渡す方法です。通っている生徒の口コミは、何よりの信頼材料になります。

学校の近くで配る場合は、学校の敷地内や校門の前での配布が、学校や地域のルールで禁止されていることがあります。道路で配る場合も、場所や方法によっては警察への手続きが必要になることがあるため、事前に確認しておきましょう。

反響を記録して、次の講習に生かす

季節講習は毎年くり返しやってくるため、記録を残すほど次のチラシが良くなります。問い合わせの電話では「何をご覧になりましたか」と確認し、チラシの持参で特典が受けられるようにするなど、反響を数える仕組みを入れておきましょう。

配った時期、エリア、部数、問い合わせ数、実際の申込数を講習ごとに表にまとめておくと、「春は反応が良いが冬は弱い」「このエリアは申し込みにつながりやすい」といった傾向が見えてきます。チラシの中身の見直し方は反響が出るチラシの共通点でも紹介しています。

反響堂の料金目安

反響堂では、デザイナー歴22年の個人デザイナーが直接担当し、学習塾の講習チラシも原稿の整理から一緒に進めます。デザイン料は税込でA4片面15,000円、A4両面25,000円、B4片面20,000円など、サイズごとの定額です。同じ企画の範囲なら修正は回数無制限で、印刷込みの場合はA4両面1,000部で30,900円(標準納期・コート90kg・送料込み、時期により変動する目安)です。なお、ポスティングや折込の手配は行っていないため、配布は地域の業者にご依頼ください。ほかのサイズや部数は料金シミュレーターで確認でき、講習の時期に間に合うかどうかもLINEで気軽にご相談いただけます。

よくある質問

夏期講習のチラシはいつ配ればよいですか?

地域や学校の予定によって違いますが、講習が始まる1か月ほど前、6月中旬から7月上旬ごろに届くように配るのが一つの目安です。案内と申込期限のお知らせの2回程度に分けて届けると、検討中の家庭に届きやすくなります。

チラシに合格実績を載せるときの注意点はありますか?

講習だけを受けた生徒などを含めて数えると、実際より大きく見えてしまうおそれがあります。どんな生徒を数えたのか、何年度の実績かを正確に書きましょう。景品表示法では、実際よりも著しく良いと思わせる表示が禁止されています。

学習塾のチラシはA4片面と両面のどちらがよいですか?

講習の日程や料金、指導方針まで伝えたい場合は、情報を詰め込みすぎずに済むA4両面がおすすめです。対象と講習の内容を絞った案内であれば、A4片面でも十分に伝えられます。

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