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パンフレット

パンフレットのサイズと折り方の種類|二つ折り・観音折りなど用途別の選び方

公開日 |反響堂 代表デザイナー(歴22年)

パンフレットを作ろうとすると、まず迷うのが「どのサイズで、どう折るか」です。同じA4の紙でも、二つ折りにするか三つ折りにするかで、仕上がりの大きさも載せられる情報量も、使いやすい場面も変わります。この記事では、パンフレットやリーフレットの主なサイズと仕上がり寸法、折り方の種類、ページ数との関係、用途別のおすすめ、ラックや封筒に入るサイズの考え方まで、分かりやすく整理しました。

結論:パンフレットのサイズは、迷ったらA4二つ折りか三つ折り

パンフレットのサイズと折り方に迷ったら、まずはA4の二つ折りか三つ折りを検討するのがおすすめです。どちらも多くの印刷会社で扱っている定番の仕様で、費用も比較的抑えやすく、使える場面が広いからです。

  • A4二つ折り:広げるとA4、折るとA5の大きさ。4面あり、会社案内やサービス紹介など、じっくり読ませたい内容に向いています。
  • A4三つ折り:広げるとA4、折ると細長い形。6面あり、店頭のラックに置いたり、長形3号の封筒に入れて送ったりしやすい形です。

そのうえで、載せたい情報の量、配り方、持ち運びやすさを考えて、ほかのサイズや折り方も比べてみましょう。なお、1枚の紙を折って作るものは「リーフレット」、複数のページを綴じたものを「パンフレット」と呼び分けることもありますが、日常的にはどちらもパンフレットと呼ばれています。

この記事の要点

  • 迷ったらA4二つ折り(4面)かA4三つ折り(6面)が扱いやすい
  • 折り方によって仕上がりの大きさと面の数が変わる
  • 面が足りないときは、観音折り・十字折りや中綴じを検討する
  • 置く場所のラック、入れる封筒の大きさから逆算して決めると失敗しにくい
  • 折り加工は費用と納期に影響するため、日程に余裕を持つ

パンフレットの主なサイズと仕上がり寸法

パンフレットやリーフレットで使われる主なサイズは、次のとおりです。「広げたサイズ」と「折ったときのサイズ」の両方を確認しておきましょう。

仕様広げたサイズ折ったときのサイズ(目安)面の数
A5二つ折りA5(148×210mm)A6(105×148mm)4面
A4二つ折りA4(210×297mm)A5(148×210mm)4面
A4三つ折りA4(210×297mm)約100×210mm6面
A4観音折りA4(210×297mm)約74×210mm8面
A4十字折り(DM折り)A4(210×297mm)A6(105×148mm)8面
A3二つ折りA3(297×420mm)A4(210×297mm)4面
A4中綴じA3の紙を重ねて綴じるA4(210×297mm)8ページ以上(4の倍数)

三つ折りの仕上がりは、内側に折り込む面を2〜3mmほど短くするため、面ごとに幅が少しずつ違います。印刷会社のテンプレートを使うと、正しい寸法で作れて安心です。

A3二つ折りは、閉じるとA4の大きさになるため、会社案内や商品カタログなど、しっかりした印象を持たせたいときによく使われます。

B判や変わったサイズを選ぶときの注意

表にはA判を中心に挙げましたが、B4やB5の紙を使った二つ折り・三つ折りも作れます。B判はA判より一回り大きいため、同じ折り方でも面が広く、写真や文字をゆったり配置できます。ただし、よく使われるラックや封筒はA4を基準にしたものが多いため、B判を選ぶときは置き場所や入れる封筒に合うかを確認しておきましょう。

正方形や細長い形など、規格外のサイズは印象に残りやすい反面、紙の無駄が出たり、特別な断裁が必要になったりして、費用が上がりやすくなります。初めて作るなら、まずは定番のサイズで作り、反応を見てから工夫するのが無理のない進め方です。

折り方の種類一覧(二つ折り・三つ折り・観音・Z・十字)

パンフレットの折り方の種類と、それぞれの特徴を見ていきましょう。

二つ折り

紙を真ん中で1回折る、最も基本的な折り方です。表紙、中面の見開き、裏表紙という本のような構成になり、読み手にとっても分かりやすい形です。中面を見開きで大きく使えるので、写真や図を大きく見せたいときに向いています。

三つ折り(巻き三つ折り)

紙を3つに分けて、内側に巻き込むように折る方法です。一般に「三つ折り」といえばこの形を指します。6面を使って、表紙から順番に情報を展開できます。細長くなるので、手に持ちやすく、ラックにも置きやすい形です。

Z折り(外三つ折り)

紙を3つに分けて、アルファベットのZのようにジグザグに折る方法です。三つ折りと同じ6面ですが、広げたときに一気に全体が見えるのが特長です。地図や、流れに沿った説明を載せたいときに向いています。

観音折り

左右の端を中心に向かって折り込み、さらに真ん中で折る方法です。扉を開くように広げていくため、開くたびに新しい情報が現れる、印象的な見せ方ができます。8面あるので情報量も多く、商品の紹介や施設の案内などに使われます。なお、左右の端を中心に折り込むだけの「観音開き」の形を指す場合もあり、呼び方は印刷会社によって少し違います。注文の前に図で確認しておきましょう。

十字折り(DM折り)

紙を半分に折り、さらに直角の方向に半分に折る方法です。A4なら、はがきとほぼ同じA6の大きさに小さくまとまります。郵送するダイレクトメールによく使われることから「DM折り」とも呼ばれます。広げると大きな1枚になるので、地図やポスターのような使い方もできます。

ページ数(面数)と折り方の関係

載せたい情報量から、必要な面の数を考えると、折り方を選びやすくなります。1枚の紙を折る場合、折り方によって使える面の数は決まっています。

折り方面の数向いている情報量
二つ折り4面要点を絞ったサービス案内、メニュー
三つ折り・Z折り6面サービス紹介、料金表、アクセスまで一通り
観音折り・十字折り8面商品の一覧、施設の詳しい案内
中綴じ8ページ、12ページ、16ページなど会社案内、カタログ、学校案内

8面を超える情報を載せたい場合は、1枚の紙を折るのではなく、複数の紙を重ねて真ん中をホチキスのように留める「中綴じ」が一般的です。中綴じのページ数は、紙を重ねて半分に折る仕組み上、4の倍数になります。

面が多いほど情報は載せられますが、読む側の負担も増えます。「すべてを載せる」のではなく、「読んでほしいことを読みやすい量で」を意識すると、ちょうどよい折り方が見えてきます。

用途別のおすすめ(店頭・営業・郵送)

パンフレットをどこで、どう使うかによって、向いているサイズと折り方は変わります。

用途おすすめの仕様理由
店頭で自由に持ち帰ってもらうA4三つ折りラックに置きやすく、かばんにも入れやすい
営業先で説明しながら渡すA4二つ折り、A3二つ折り見開きで大きく見せながら説明できる
郵送するDMA4三つ折り、十字折り(DM折り)封筒や郵便の規格に収まりやすい
会社案内・学校案内A4中綴じ、A3二つ折り情報量が多く、しっかりした印象を与えられる
イベントの会場案内Z折り、十字折り広げて地図やタイムテーブルを一覧できる

パンフレットの作り方の全体の流れはパンフレットの作り方で、三つ折りの面の使い方は三つ折りパンフレットの作り方で詳しく解説しています。

ラックや封筒に入るサイズの考え方

パンフレットは、作ったあとに「置く場所」や「入れる封筒」に合うかどうかも大切です。せっかく作っても、ラックに入らない、封筒に入らないということがないよう、先に確認しておきましょう。

パンフレットラック

店頭や受付に置くパンフレットラックは、A4サイズ用と、A4三つ折りなどの細長いサイズ用がよく使われています。置かせてもらう先のラックがある場合は、どのサイズに対応しているかを事前に聞いておくと安心です。

封筒

封筒に入れて送る場合は、封筒の大きさから逆算して仕様を決めます。

  • 長形3号(120×235mm):A4三つ折りがちょうど入る、ビジネスでよく使われる封筒です。
  • 角形2号(240×332mm):A4サイズを折らずに入れられる封筒です。A4二つ折りを閉じた状態(A5)や、A4中綴じのパンフレットも入ります。

郵送する場合は、大きさや重さによって郵便料金が変わります。紙の厚さや同封物の量によっても重さが変わるので、郵便の規格と料金は、発送前に日本郵便の公式情報で確認しておきましょう。

折り加工の費用と納期への影響

パンフレットの費用は、サイズや部数、紙の種類に加えて、折り加工によっても変わります。

  • 費用:折り加工が入ると、折らないチラシより費用が上がるのが一般的です。折りの回数が多い観音折りや十字折りは、二つ折りより高くなる傾向があります。
  • 納期:印刷のあとに折りの工程が加わるため、チラシより納期が1日から数日ほど長くなることがあります。配布日が決まっているときは、余裕を持って注文しましょう。
  • 紙の厚さ:厚い紙を折ると、折り目がひび割れのように白く見えることがあります。厚めの紙を選ぶ場合は、折り目をきれいにするための筋入れ(スジ押し)ができるかを確認すると安心です。

パンフレット全体にかかる費用の目安はパンフレット制作の費用相場でまとめています。

反響堂に頼む場合の目安

反響堂では、デザイナー歴22年の個人デザイナーが、用途に合ったサイズと折り方の相談から担当します。デザイン料は税込でA5二つ折り28,000円、A4二つ折り・三つ折り・Z折り35,000円、A3二つ折り45,000円、A4中綴じ8ページ60,000円などの定額で、同じ企画の範囲なら修正は回数無制限です。A4三つ折りを印刷込みで頼む場合は、1,000部で42,300円(標準納期・コート90kg・送料込み、時期により変動する目安)です。詳しくはリーフレット制作のページや料金シミュレーターでご確認いただけます。ご相談はLINEとメールでどうぞ。

よくある質問

パンフレットのサイズはどれが一般的ですか?

A4の二つ折り(閉じるとA5、4面)と三つ折り(閉じると約100×210mm、6面)がよく使われます。情報量が多い会社案内などでは、A3二つ折り(閉じるとA4)やA4中綴じも一般的です。

観音折りとZ折りはどう違いますか?

Z折りは紙を3つに分けてジグザグに折る6面の折り方で、広げると全体を一度に見渡せます。観音折りは左右の端を中心に折り込み、さらに真ん中で折る8面の折り方で、扉を開くように情報を見せられます。

封筒に入れて郵送するならどのサイズがよいですか?

A4三つ折りは長形3号の封筒にちょうど入り、ビジネスの郵送でよく使われます。A4サイズのまま送るなら角形2号の封筒が合います。郵便料金は大きさと重さで変わるため、発送前に公式情報で確認しましょう。

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