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リーフレットとパンフレットの違いは?チラシ・フライヤーとの使い分け方

リーフレットとパンフレットの違いは?チラシ・フライヤーとの使い分け方

公開日 (更新 )|反響堂 代表デザイナー(歴22年)

「リーフレットとパンフレットの違いがよく分からない」「見積もりを頼むとき、どの言葉を使えば正しく伝わるのか」。販促物を作ろうとすると、似た言葉がたくさん出てきて迷いますよね。この記事では、チラシ・フライヤー・ビラ・リーフレット・パンフレットの違いを「枚数・折り・用途」の3つの軸で整理し、目的別にどれを作ればよいか、組み合わせて使う方法まで解説します。

結論:リーフレットとパンフレットの違いは「枚数・折り・用途」で整理すると迷わない

リーフレットとパンフレットの違いを一言でいうと、リーフレットは1枚の紙を折ったもの、パンフレットは複数のページを綴じた冊子です。チラシやフライヤーは、基本的に折らない1枚ものの印刷物を指します。

チラシ・フライヤー1枚もの配って知ってもらうリーフレット1枚を折ったもの手元で読んでもらう案内パンフレット表紙を除き5〜48ページの冊子(ユネスコの定義)詳しく知ってもらう
図:呼び方と形の違い

ただし、これらの言葉には法律のような厳密な決まりがあるわけではありません。業界や地域、会社によって呼び方が少しずつ違い、「三つ折りのパンフレット」のように、本来はリーフレットにあたるものをパンフレットと呼ぶこともよくあります。

そこでおすすめなのが、呼び名ではなく「何枚の紙か」「折るか・綴じるか」「何に使うか」の3つで考える方法です。この3つが決まれば、制作会社や印刷会社にも正確に伝わります。

この記事の要点

  • チラシ・フライヤー・ビラは、折らない1枚ものの印刷物
  • リーフレットは、1枚の紙を二つ折りや三つ折りにした案内物
  • パンフレットは、複数ページを綴じた冊子。ユネスコの定義は「表紙を除き5ページ以上48ページ以下」(49ページ以上は図書)。日本では折った1枚ものもパンフレットと呼ぶことが多い
  • 依頼するときは呼び名より「サイズ・ページ数・折り方・部数」を伝えると確実

チラシとフライヤーの違い:呼び方と使われる場面

まずは、1枚ものの印刷物から整理しましょう。チラシとフライヤーは、どちらも「折らない1枚の宣伝用印刷物」です。形そのものに大きな違いはなく、主に呼び方と使われる場面が異なります。

チラシとは

チラシは、日本で古くから使われている呼び方です。語源は「散らす」だといわれ、多くの人に広く配ることを前提にした印刷物を指します。新聞折込やポスティング、店頭での配布など、地域の人にまとめて届ける場面で使われることが多いのが特徴です。

サイズはA4やB4が中心で、スーパーの特売チラシのように情報量の多いものも少なくありません。価格や日時、地図など、読んだ人がすぐ行動できる情報を詰め込むことが多い印刷物です。

フライヤーとは

フライヤーは、英語の「flyer(flier)」から来た言葉です。意味としてはチラシとほぼ同じですが、日本では少しおしゃれな印象で使われることが多く、ライブやイベント、カフェ、美容室などで、店頭に置いたり手渡ししたりする小さめの印刷物をフライヤーと呼ぶ傾向があります。

サイズはA5やA6、はがきサイズなど小さめのものが多く、写真やデザインで雰囲気を伝えることを重視する傾向があります。ただし、これはあくまで傾向で、「A4ならチラシ、A5ならフライヤー」という決まりはありません。

ビラとチラシの違い

ビラも、1枚ものの宣伝用の紙を指す言葉です。語源には諸説あります。もともとは壁や電柱などに貼り出すものをビラ、配るものをチラシと呼び分けていたともいわれます。今では、手渡しで配る告知や案内などに「ビラ配り」という言い方が残っている程度で、意味の違いはほとんどなくなっています。

呼び方形よく使われる場面よくあるサイズ
チラシ折らない1枚もの新聞折込・ポスティング・店頭配布A4、B4、B5など
フライヤー折らない1枚もの店頭設置・イベント・手渡しA5、A6、はがきなど
ビラ折らない1枚もの手渡しでの告知・貼り出し決まりはない

リーフレットとは:1枚の紙を折った案内物

リーフレットは、英語の「leaflet」から来た言葉で、1枚の紙を折りたたんだ印刷物を指すのが一般的です。綴じずに折るだけなので、冊子よりも手軽に作れ、チラシよりも多くの情報を整理して載せられます。

反響堂の制作事例 画像をクリックすると制作実績の一覧を見られます。

リーフレットの代表的な折り方

  • 二つ折り:1枚を半分に折る形です。A4を二つ折りにするとA5サイズになり、表紙・中面2面・裏表紙の4面構成になります。
  • 巻三つ折り:両端を内側に巻き込むように折る形です。A4を三つ折りにすると、長3封筒に入る細長いサイズになり、会社案内や施設案内で多く使われます。
  • Z折り(外三つ折り):アルファベットのZのように、山折りと谷折りを交互にする形です。広げると一続きに見えるため、手順や地図の紹介に向いています。
  • 観音折り:紙を4つに分け、左右の両端を内側に折り込んだあと、さらに真ん中で半分に折る形です。扉を開くように広げると中の面が現れるため、印象的な見せ方ができます。両端を中央に折り込むだけの形は「開き観音折り」と呼ばれ、別の折り方です(ラクスル「どんな折り方が選べますか?」)。

三つ折りの具体的な作り方や面の順番は、三つ折りパンフレットの作り方で、十字折りやDM折りなどほかの折り方はパンフレットのサイズと折り方の種類で紹介しています。

リーフレットが向いている場面

リーフレットが力を発揮するのは、「チラシでは情報が入りきらないけれど、冊子を作るほどではない」という場面です。たとえば、整体院のメニュー紹介、学習塾のコース案内、クリニックの診療案内、商品やサービスの説明資料などがあります。

折りたたむとコンパクトになるので、窓口やレジ横に置いたり、封筒に入れて郵送したりしやすいのも利点です。受け取った人が持ち帰って、あとからじっくり読んでもらえる印刷物といえます。

反響堂の制作事例

就労継続支援B型事業所 三つ折りパンフレット
就労継続支援B型事業所 三つ折りパンフレット

パンフレット介護・福祉集客

1枚の紙を三つ折りにした、施設案内のリーフレットの事例です。

紙面の工夫

  1. 表紙の面に施設名とロゴを置き、ひし形に切り抜いた写真を並べています。
  2. 折り込まれる面に、利用の流れを01から04の番号で短く示しています。
  3. 中央の面に案内図と、住所・電話番号・InstagramのQRコードをまとめました。
  4. 花の写真とピンク・ベージュの配色で、紙面全体をやさしい印象にそろえています。

ほかの制作実績を見る →

パンフレットとは:複数ページの冊子(日本での実際の呼び方)

パンフレットは、本来は複数のページを綴じた、薄い冊子を指す言葉です。よく引用されるのが、ユネスコが1964年に採択した出版統計に関する勧告の定義で、パンフレットを「表紙を除き5ページ以上48ページ以下の、定期刊行物ではない印刷物」としています。同じ勧告では、表紙を除き49ページ以上のものを図書(書籍)としています(UNESCO「Recommendation concerning the International Standardization of Statistics Relating to Book Production and Periodicals」)。

「49ページ以下がパンフレット」と紹介されることもありますが、正しくは48ページ以下で、49ページからは図書の扱いです。なお、この定義は国ごとの出版統計をそろえるためのもので、4ページ以下の印刷物をどう呼ぶかまでは決めていません。

日本では「折った1枚もの」もパンフレットと呼ぶ

一方、日本の実際の現場では、三つ折りや二つ折りの1枚ものも含めて「パンフレット」と呼ぶことがとても多いです。「会社のパンフレットを作りたい」という相談の中身が、A4三つ折りのリーフレットだったということもめずらしくありません。

そのため、印刷会社や制作会社の料金表でも、「パンフレット」の中に「二つ折り」「三つ折り」「中綴じ冊子」が並んでいることがあります。言葉の正しさにこだわるよりも、仕様で確認し合うほうが実務的です。

冊子タイプのパンフレットの綴じ方

冊子にする場合、ページ数の少ないパンフレットでは「中綴じ」がよく使われます。紙を重ねて二つ折りにし、折り目をホチキスのような針金で留める方法です。構造上、ページ数は4の倍数(8ページ、12ページ、16ページなど)になります。

ページ数が多い場合は、背を糊で固める「無線綴じ」が使われます。会社案内や学校案内、商品カタログなど、しっかりした印象を出したいときに向いています。

4つの違いが一目でわかる比較表

ここまでの内容を、比較表にまとめます。迷ったときは、この表の「形」と「情報量」を見て選んでください。

種類形情報量主な用途保存されやすさ
チラシ1枚・折らない少なめ〜中程度セール・開店・募集などの告知短期間で読まれて捨てられやすい
フライヤー1枚・折らない(小さめが多い)少なめイベント・店舗の案内、雰囲気づくり手元に残ることもある
リーフレット1枚・二つ折りや三つ折り中程度サービス説明・メニュー・施設案内持ち帰って読まれやすい
パンフレット(冊子)複数ページを綴じる(ユネスコの定義では表紙を除き5〜48ページ)多い会社案内・学校案内・商品カタログ長く保管されやすい

大まかにいえば、下に行くほど情報量が増え、読まれる時間が長くなり、制作費も上がっていきます。「一瞬で目にとまって行動してもらう」ならチラシ、「じっくり理解して選んでもらう」ならリーフレットやパンフレット、という役割分担です。

反響堂の料金で見る実例

反響堂の料金で比べると(1,000部)

A4片面チラシ

デザイン
15,000円
印刷・送料
6,000円
合計(税抜)
21,000円税込 23,100円

A4二つ折りリーフレット

デザイン
35,000円
印刷・送料
33,500円
合計(税抜)
68,500円税込 75,350円

A4三つ折りリーフレット

デザイン
35,000円
印刷・送料
12,500円
合計(税抜)
47,500円税込 52,250円

A4中綴じ8ページの冊子

デザイン
60,000円
印刷・送料
39,100円
合計(税抜)
99,100円税込 109,010円

比較表のとおり、チラシからリーフレット、冊子へと情報量が増えるほど、総額も上がっていきます。まずは載せたい内容の量を確かめて、それが無理なく入る形を選ぶのがおすすめです。

税抜価格(お支払いは消費税10%を加えた金額)。印刷はコート90kg(冊子は表紙・本文ともコート90kg)・最短1営業日発送・全国1か所まで送料込みの目安で、印刷会社の価格改定により変わることがあります。修正は同じ企画の範囲なら回数無制限で、追加料金はかかりません。ほかの条件は料金シミュレーターで試算できます。

目的別:どれを作ればいい?(集客・説明・会社紹介)

種類の違いが分かったら、次は目的から選びましょう。よくある3つの目的ごとに、向いている印刷物を紹介します。

新しいお客様を集めたい:チラシ

まだ自分のお店や会社を知らない人に、まず存在を知ってもらいたいときはチラシが基本です。ポスティングや新聞折込で地域に広く配れ、1枚あたりの費用も抑えられます。伝える内容を「誰に・何を・なぜ今」に絞り込むのが、反応を得るポイントです。

開店告知やセール、求人など、期限のある情報とも相性が良い形です。配り方の違いは新聞折込とポスティングの比較も参考にしてください。

サービスの中身をしっかり説明したい:リーフレット

料金表やメニュー、施術の流れ、よくある質問など、「検討するときに必要な情報」をまとめたいならリーフレットが向いています。三つ折りなら6面、二つ折りなら4面を使えるので、情報を順序立てて並べられます。

来店したお客様に渡して持ち帰ってもらったり、問い合わせのあった人に郵送したりと、「興味を持った人の背中を押す」役割に強い印刷物です。

会社や学校を紹介したい:パンフレット(冊子)

会社の理念や沿革、事業内容、採用情報までまとめて伝えたい場合は、冊子タイプのパンフレットが適しています。ページ数があるぶん、写真を大きく使ったり、社員の声を載せたりと、表現の幅が広がります。

取引先への挨拶や展示会、採用説明会など、きちんとした印象を与えたい場面で力を発揮します。ページ数の決め方や構成については、会社案内の作り方で詳しく解説しています。

組み合わせて使う例:チラシで集めてリーフレットで説明

チラシとリーフレット、パンフレットは、どれか1つを選ぶものではありません。役割の違う印刷物を組み合わせると、お客様が「知る→興味を持つ→決める」までの流れをなめらかにできます。

  1. チラシで知ってもらう:ポスティングや折込で地域に配り、「こんなお店がある」「今なら初回割引がある」と知ってもらいます。
  2. リーフレットで理解してもらう:来店や問い合わせのあった人に、メニューや料金、流れをまとめたリーフレットを渡します。
  3. パンフレットで信頼してもらう:法人取引や高額なサービスの場合は、会社の実績や体制が分かる冊子で安心感を補います。

たとえば学習塾なら、春の募集チラシで体験授業に来てもらい、面談のときにコースと料金をまとめた三つ折りリーフレットを渡す、という使い方がよくあります。チラシにすべてを詰め込まなくてよくなるので、チラシは「来てもらう理由」に集中でき、見やすさも上がります。

また、デザインのトーンや色をそろえておくと、「あのチラシのお店だ」とすぐに分かってもらえます。複数の印刷物を作るなら、同じデザイナーにまとめて頼むと統一感が出しやすくなります。

依頼するときに伝え方で迷わないために

ここまで読んで、「結局どの言葉で頼めばいいの?」と感じた方もいるかもしれません。答えはシンプルで、呼び名よりも仕様を伝えることです。同じ「パンフレット」でも、人によって思い浮かべる形が違うためです。

見積もりや相談のときは、次の項目を伝えれば、ほぼ誤解なく伝わります。

  • 仕上がりのサイズ(A4、A5、長3封筒に入るサイズなど)
  • 折るかどうか、折るなら折り方(二つ折り、巻三つ折り、Z折りなど)
  • 冊子ならページ数(表紙を含めて8ページ、12ページなど)
  • 部数と、配る・置く・郵送するなどの使い方
  • いつまでに必要か

折り方やページ数がまだ決められない場合は、「載せたい内容の一覧」と「使う場面」を伝えるだけでもかまいません。情報量から見て、チラシで足りるのか、三つ折りが良いのか、冊子が必要なのかを、デザイナーと相談しながら決めていけます。

チラシ・フライヤー・リーフレット・パンフレットの呼び方は、業界や会社によって使い方が異なります。この記事の区分は一般的な目安として参考にし、依頼先とは具体的な仕様で確認し合うようにしてください。

反響堂で作る場合の料金目安

反響堂では、デザイナー歴22年の個人デザイナーが、チラシからリーフレット、冊子まで直接担当します。制作実績には、三つ折りのパンフレットや会社案内など、パンフレットの事例を37点掲載しています(2026年9月時点)。デザイン料は税抜で、A4片面チラシ15,000円、A4二つ折り・三つ折り・Z折りのリーフレット35,000円、A4中綴じ8ページの冊子60,000円が目安です。「チラシとリーフレットのどちらが合うか分からない」という段階でも、LINEで相談いただければ内容から一緒に考えます。三つ折りの仕様はリーフレット・三つ折り制作のページ、費用は料金シミュレーターで確認できます。

よくある質問

リーフレットとパンフレットの違いは何ですか?

一般的に、リーフレットは1枚の紙を二つ折りや三つ折りにした印刷物、パンフレットは複数のページを綴じた冊子を指します。ただし日本では、三つ折りなどの1枚ものもパンフレットと呼ぶことが多く、厳密な区別はありません。依頼するときはサイズや折り方、ページ数で伝えるのが確実です。

チラシとフライヤーは何が違いますか?

どちらも折らない1枚ものの宣伝用印刷物で、形に大きな違いはありません。日本ではチラシは新聞折込やポスティングなど広く配るもの、フライヤーは店頭やイベントで手渡し・設置する小さめのものを指すことが多い、という呼び方の傾向の違いです。

チラシとリーフレット、どちらを作ればよいですか?

まだ知らない人に広く知ってもらいたいならチラシ、興味を持った人にメニューや料金、流れを詳しく説明したいならリーフレットが向いています。チラシで集客し、来店した人にリーフレットを渡すという組み合わせもおすすめです。

パンフレットは何ページまでですか?

よく引用されるユネスコの定義(1964年の出版統計に関する勧告)では、パンフレットは「表紙を除き5ページ以上48ページ以下」の定期刊行物ではない印刷物です。表紙を除き49ページ以上は図書(書籍)とされています。ただし日本の実務では、三つ折りなどの1枚ものもパンフレットと呼ぶことが多く、依頼するときは仕様で伝えるのが確実です。

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