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チラシに載せる内容と原稿の書き方|反応が出る構成の型とクーポン設計

公開日 |反響堂 代表デザイナー(歴22年)

チラシを作ろうとして、最初に手が止まるのが「何を載せればいいのか」という内容の問題です。デザインより先に、原稿の中身と順番が決まっていれば、チラシは半分できたも同然です。この記事では、チラシに載せる内容のチェックリスト、反応を集めやすい構成の型、お客様の声やクーポンの載せ方、文章を短くするコツ、デザイナーへの原稿の渡し方まで、順を追って解説します。

結論:チラシの内容は「悩み→解決→証拠→特典→行動」の順で書く

チラシに載せる内容は、思いついた順に並べるのではなく、読む人の気持ちの流れに合わせて並べるのがコツです。基本となるのは、次の5つの順番です。

チラシ原稿の基本の順番

  1. 悩み:読む人が抱えている困りごとや願いを言い当てる
  2. 解決:その悩みを、自分の商品やサービスがどう解決するかを示す
  3. 証拠:お客様の声、実績、写真など、信じてもらえる材料を出す
  4. 特典:今動く理由になる割引やプレゼントを用意する
  5. 行動:電話番号、予約方法、地図など、次に何をすればよいかを示す

多くのチラシは、店名や商品の説明から始まってしまいます。しかし読む人が知りたいのは「自分にとって何の得があるか」です。悩みから入ることで「これは自分に関係がある」と感じてもらい、最後まで読んでもらえる確率が上がります。

チラシに載せることの基本情報チェックリスト

構成を考える前に、チラシに必ず載せる基本情報を確認しておきましょう。意外に多いのが、せっかく興味を持ってもらったのに、連絡先や営業時間が分からないという失敗です。

項目内容忘れやすいポイント
店名・会社名正式な名前とロゴ読み方が難しい場合はふりがなを添える
キャッチコピーいちばん伝えたいひと言店名ではなく読み手の得を書く
商品・サービスの内容何をしてくれるのか、何が買えるのか専門用語を使いすぎない
料金価格、税込か税抜か追加料金がかかる場合はその条件も書く
特典・クーポン割引内容、有効期限、利用条件期限と条件の書き漏れ
連絡先電話番号、ホームページ、SNS、QRコード電話の受付時間
場所住所、地図、目印、駐車場最寄り駅や目印になる建物
営業時間・定休日曜日ごとの営業時間祝日や年末年始の扱い

このほか、業種によっては資格や許可に関する表示、予約が必要かどうか、対象年齢なども必要になります。書き出した項目を見ながら、「この情報がないと、読んだ人が行動できないか」を基準に、載せるものと載せないものを決めていきましょう。

チラシの構成でよく使う型(AIDMA・PASONA)

チラシの構成を考えるときに役立つのが、広告の世界で昔から使われている「型」です。難しく考える必要はなく、読む人の気持ちがどう動くかを整理したものだと思ってください。

AIDMA:気づいてから行動するまでの流れ

AIDMA(アイドマ)は、人が商品を知ってから買うまでの気持ちの流れを5段階で表したものです。チラシに当てはめると、次のようになります。

  • Attention(注意):目を引くキャッチコピーや写真で、手に取ってもらう
  • Interest(関心):「自分に関係がある」と思わせる悩みや話題を出す
  • Desire(欲求):使ったあとの良い変化を具体的に想像してもらう
  • Memory(記憶):店名や特徴を覚えてもらう、保管してもらう
  • Action(行動):電話や来店など、次の行動を分かりやすく示す

AIDMAをチラシに使うときは、紙面の上から下へ、この順番で情報を置くと考えると分かりやすくなります。特にMemory(記憶)は、チラシならではの段階です。すぐに行動しない人でも、冷蔵庫に貼る、引き出しにしまうといった形で保管してもらえれば、必要になったときに思い出してもらえます。

PASONA:悩みを解決する商品に向いた型

PASONA(パソナ)は、悩みを解決する商品やサービスを紹介するときに向いた型です。いくつかの形がありますが、よく使われるのは次の6段階です。

  • Problem(問題):読む人の悩みを示す
  • Affinity(親近感):「その気持ち、よく分かります」と寄り添う
  • Solution(解決策):悩みを解決する方法として商品を紹介する
  • Offer(提案):料金や特典など、具体的な条件を示す
  • Narrowing down(絞り込み):対象者や期間を限定する
  • Action(行動):申し込み方法を示す

冒頭で紹介した「悩み→解決→証拠→特典→行動」は、この考え方をチラシ向けにやさしく整理したものです。どの型を使う場合も、悩みを大げさにあおりすぎないことが大切です。不安をあおる表現は、かえって信頼を損ねることがあります。

お客様の声・実績の載せ方

「証拠」の部分で力を発揮するのが、お客様の声と実績です。お店の側が「良いです」と言うより、実際に利用した人の言葉のほうが、読む人は信じやすくなります。

お客様の声を載せるときは、次の点に気をつけましょう。

  • 実際にいただいた声だけを使い、内容を作ったり大きく書きかえたりしない
  • 掲載してよいか、名前や顔写真を出してよいかを本人に確認する
  • 「40代・女性」のように、読む人が自分と重ねやすい情報を添える
  • 「利用前はこうだった、利用後はこう変わった」という具体的な変化を入れる

実績は、創業年数、利用者数、施工件数など、確かめられる事実を数字で示すと伝わりやすくなります。ただし、根拠のない「地域で一番」のような表現や、事実より大きく見せる表現は避けてください。また、医療や健康、美容に関わる業種では、体験談や効果の表現に業種ごとの決まりがある場合があります。業種別の注意点は整体チラシの表現の注意点なども参考にしてください。

チラシのクーポン・特典の設計と表示のルール

チラシのクーポンや特典は、「今すぐ行動する理由」をつくる大切な要素です。設計するときは、次の4つを決めておきます。

  1. 何を提供するか:割引、プレゼント、無料体験、送料無料など
  2. 誰が使えるか:初回の方限定、1家族1回限りなど
  3. いつまで使えるか:有効期限を日付で書く
  4. どう使うか:チラシを持参する、予約時に伝えるなど

割引の大きさよりも、「使う条件が分かりやすいか」のほうが反応に影響することもあります。条件が複雑だと、読む人は面倒に感じて行動しません。「このチラシを持ってくれば、◯◯が無料」のように、ひと言で説明できる内容にしましょう。

表示の面では、景品表示法の考え方に注意が必要です。景品表示法は、実際より著しく良く見せたり、有利に見せたりする表示を禁じています。たとえば、実際には販売していない「通常価格」と比べて大きく値引きしたように見せる、いつでも同じ価格なのに「今だけ」とうたう、といった表示は問題になるおそれがあります。また、プレゼントなどの景品には金額の上限が定められている場合があります。

本記事は一般的な情報で、法的助言ではありません。最新の制度・個別の判断は公式情報や専門家にご確認ください。

チラシの文章を短くする書き方のコツ

チラシの文章は、じっくり読まれることを前提にしてはいけません。ぱっと見て伝わるよう、できるだけ短くします。次のコツを試してみてください。

  • 1文1メッセージにする:「〜で、〜なので、〜です」と長くつなげず、句点で区切る
  • 箇条書きを使う:特徴や料金は、文章より箇条書きのほうが一目で分かる
  • 数字を入れる:「たくさん」より「30種類」、「すぐ」より「10分」のほうが具体的に伝わる
  • あいさつや前置きを削る:「このたびは〜」などの前置きは、多くの場合なくても意味が通じる
  • 読み手の言葉で書く:業界用語を、お客様がふだん使う言葉に置きかえる

書き終えたら、一度声に出して読んでみるのがおすすめです。息つぎが苦しい文は長すぎるサインです。また、家族や知人など、その商品を知らない人に読んでもらい、「何のチラシか」「何をすればよいか」がすぐ分かるかを確かめると、分かりにくい部分が見つかります。キャッチコピーの考え方はチラシのキャッチコピーの作り方で詳しく紹介しています。

原稿をデザイナーに渡すときのまとめ方

チラシのデザインを依頼する場合、原稿がきちんとまとまっているほど、仕上がりが早く、イメージに近いものになります。原稿は、次の手順でまとめると伝わりやすくなります。

  1. チラシの目的と、読んでほしい相手を1〜2行で書く
  2. 載せる情報を、優先順位の高い順に並べる
  3. いちばん大きく見せたい言葉に印をつける
  4. 料金、住所、電話番号などの正確な情報をそのままコピーできる形で用意する
  5. 使いたい写真やロゴを、できるだけ元の大きいデータで用意する
  6. 参考にしたいチラシや、好みの雰囲気があれば添える

原稿は、完璧な文章になっていなくても大丈夫です。箇条書きのメモや手書きの下書きでも、何をいちばん伝えたいかが分かれば、デザイナーが整えてくれることも多いです。反対に、情報が足りなかったり、あとから内容が大きく変わったりすると、やり直しの手間と時間がかかります。依頼前の準備はチラシ作成を外注する前に準備したいことでもまとめています。

反響堂にチラシの内容から相談する

反響堂では、デザイナー歴22年の個人デザイナーが直接担当し、手書きのメモや箇条書きの原稿からでも、載せる内容の整理と構成づくりをお手伝いします。デザイン料は税抜でA4片面15,000円、両面25,000円などのサイズ別の定額で、同じ企画の範囲なら修正は回数無制限です。依頼の流れはご依頼の流れでご確認いただけます。料金はシミュレーターで確認でき、「何を載せればいいか分からない」という段階のご相談もLINEで受け付けています。

よくある質問

チラシに必ず載せる内容は何ですか?

店名、キャッチコピー、商品やサービスの内容、料金、特典と有効期限、連絡先、場所、営業時間と定休日が基本です。読んだ人が迷わずに連絡や来店ができるかを基準に確認しましょう。

AIDMAやPASONAはどう使い分ければよいですか?

AIDMAは、気づいてから行動するまでの流れを意識した型で、幅広いチラシに使えます。PASONAは、悩みを解決する商品やサービスの紹介に向いています。どちらも、読む人の気持ちの順番に情報を並べるための目安として使うのがおすすめです。

チラシのクーポンで気をつけることはありますか?

有効期限、対象者、使い方をはっきり書くことが大切です。また、実際より大きく値引きしたように見せる表示などは景品表示法上の問題になるおそれがあります。不安な場合は公式情報や専門家に確認してください。

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反響堂なら、A4片面15,000円(税抜)・修正無制限・初稿最短3営業日。印刷込みの総額もすぐ分かります。

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